ソーラシェアリングの可能性

ソーラーシェアリングの可能性について考察してみます。

ソーラーシェアリングとは、耕作地の地上から3mの位置に棚を設置し、隙間を作りながら太陽光パネル並べ、そこで発電をしながら営農を行う、というものです。



なぜこのような発電方法が生み出されたかについて説明します。農作物を始めとする植物は光を吸収して光合成をするわけですが、植物の光合成量には限界があります。どんなに光を浴びてもそれ以上は光合成ができないという光の量があります。それを「光飽和点」といいます。光飽和点を超える光は無駄になっているばかりでなく、植物の水分を失ってしまいます。そこで、パネルを設置することによって植物にあてる光の量を調整すること、パネルを照らす太陽光で太陽光発電を行うこと、この二つを同時に行う農業・発電方法が考案されたというわけなのです。

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社団法人ソーラーシェアリング協会によると、ソーラーシェアリングの普及によって様々な可能性を模索することができるといいます。例えば、再生可能エネルギーの推進・発展、農業の活性化、遊休化している農地の活性化などです。また、レンタルファーム事業と融合し、これまで農業に関わったことのない人たちに農業を楽しんでもらうこと、安全・安心な農作物を作ること、農業を通じて児童に情操教育を行うことなどもソーラーシェアリングの普及の目的に挙げています。

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クリーンなエネルギーを作り出し、農業を活性化させる、メリットばかりのようですが、パネルによる遮光よって農作物がどのような生育を見せるのか、この点についてはまだまだ未知数であると言わざるを得ません。それでも、これからの地球には必要な試みのように思われます。